トゲバンレイシ 花の構造
今日のやんばるは晴れ。
風弱く、じっとりと蒸し暑い一日です。
10日ほど前に開花が始まったトゲバンレイシ。
今日見回ると花弁が落ちていました(残っているのは外側の花弁が一枚)。
よく見ると柱頭に同花の雄しべがくっついています。
柱頭は未だにベトベトして受粉能を失っていないようです。
雄しべの熟期に雌しべの受粉能が残っているということは勝手に同花受粉してくれるのかな?
もしかしたら人工授粉をしなくても結実してくれるかもしれません。
こちらは二日前に花弁が落ちた花。
柱頭は焦げ茶色で受粉能はありません。
バンレイシ科の果樹は雄しべと雌しべの熟期が異なるので一般的には人工授粉が必要となります。
しかし、うちのヤマトゲバンレイシは勝手に同花受粉して結実しているようです。
トゲバンレイシもそうであってほしいです。
人工授粉は気を遣うし面倒なので、、、
今回はたくさん蕾が付いたので一つ摘んでみました。
僅かに花弁が開いてから3〜4日目の花です。
外側の花弁を剥がしたところ。
内側の花弁も剥がしました。
花弁は6枚。
外側に堅い花弁が3枚、内側に薄い花弁が3枚です。
雄しべと雌しべ。
真ん中が雌しべで周りの太い部分が雄しべです。
柱頭は花弁が落ちた花ほどはベトベトしていません。
雌しべは開花初期に受粉適期を迎えるのではないかと思っていましたが、ちょっと疑問が残ります。
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